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2014
04.07

清泉寮を訪ねる(1)

Category: 本日の人間様
14040701.jpg

4月の初め、震災以来初めて母と二人の旅行に行きました。
ラジオで聞いた「冬眠中のヤマネが見られる」というキーワードに
なぜだか強く惹かれて、早春の清里へ飛び出したのでした。

ワタクシ世代の者にとって、清里とは、
70年台後期のan.an、non-noといった雑誌でたびたび特集され、
夏の小海線から大量にはき出される女子大生、
マンガ「Dr.ストップ アラレちゃん」に登場するようなふざけた外観のペンション、
映画「ET」に出てくるような籐カゴの付いた赤い自転車に麦わら帽子、
行列のできるソフトクリーム、というイメージがすぐに思い出されるのではないでしょうか?

そんなハシカのようなブームが去って、数十年、
実は初めての清里です。
10代のワタクシに刷り込まれた、あのイメージは払拭され、
落ちついた八ヶ岳南麓の町並みになっているのでしょうか?

いました。
ゴーストが。
14040702.jpg

しかも、駅前はほぼシャッター街です。
そもそも今は観光にはオフシーズンとも言えるのですが。
それにしても、変わらなすぎだろうと思います。

14040703.jpg

駅前の観光案内所に行くと、少し南に下ったところにある
「萌木の村」というエリアを勧められました。
新しく開発された観光エリアのようで、
オルゴール博物館などがあるようです。
嫌な予感がありすぎなのですが、行ってみることにしました。

まだ開発途中のようで、所々空き地がありましたが、
どうやら「マイカーで来る犬連れのファミリー客が、
犬連れゆえにここに来るしか無いスーベニアショップエリア」のようでした。

スイス辺りの観光地のような可愛らしい木造のショップが点在し、
愛犬を連れて利用できるテラス席のあるレストランが充実しています。
地元に工房を持つ作家さんの作品を売るクラフトショップもありますが、
東京にあるような雑貨店(メイドイン中国)ばかり。
エリアの外れにはチーズケーキの工場を擁するという・・・

あ リ が ち

でもね、ちょっと感心したこともあったのです。
チーズケーキ工場の手前に、墓地がありました。
ここに眠る方々は、昭和のはじめ、奥多摩湖のダム工事のため水底に沈む故郷を追われ、
ここ清里に入植し、荒れ果てた大地を開墾した人々だったのです。

以下は帰ってからググって見つけました。
開拓者、安池興男氏の「清里物語」からの引用です。

私たちが開拓者としてこの清里へやって来たとき、ここは一面の荒野でした。 私たちのふるさとは、東京の水ガメといわれる小河内ダム(奥多摩湖)の水の底です。

このダムを作るために、小河内、丹波山、小菅の三つの村から、九百四十五もの世帯がよそへ移り住まなければなりませんでした。山奥の小さな村で炭を焼いたり雑穀をつくったりして暮らしていた私たちは、「大東京市百年の大計」という魔物にみこまれて、反対の声一つたてることもできなかったのです。



萌木の村の墓地には、このような歴史を手短に紹介する案内板もありました。
バカンスに浮かれた観光客が、ふと目にする先人の苦労の歴史。
押し付けがましくなく、興味を持った人だけが調べたらいい、そんなスタンスです。

ダム建設のために水没した村があるということは、
子どもの頃にも聞いて知ってはいました。
でも、2014年の今聞くのとは、響き方が違います。
ふるさとを理不尽に追われた人たちがいる、それは現在進行中の出来事で、
心に刺さった棘のように消えない痛みとしてあるからです。

それに、ここへ来るのにずっと、その開拓者たちが拓いた土地を歩いてきたからというのもあります。
清里のシンボル、清泉寮はその開拓者の精神を受け継ぎ、
嵐のようなブームが来たときも、去ったあとも、変わらず日々の営みを続けています。

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コメント
an.an、non-noってありましたよね
女性雑誌でしたか
結構流行ってましたよね
私はよまないから(密かに読んでましたが ヾ(ーー )ォィほんとかw)
清里ブームって知りませんでした

言われてみれば
Drスランプに出てくるようなものありますね~
スパーマリオのキノコみたいなのも(笑)

一枚目の写真
奥に映るのは富士山かと思ってしまうけど
ちょと 小さいような?
どうなんだろ

女性ふたり旅はいかがでしたか?
まさか 走って行ったんじゃないですよね(笑)
お母さんまで走れるか ですけどw
tookuedot 2014.04.08 11:27 | 編集
tookueさま

こんにちは。

> an.an、non-noってありましたよね
> 女性雑誌でしたか
> 結構流行ってましたよね
> 私はよまないから(密かに読んでましたが ヾ(ーー )ォィほんとかw)
> 清里ブームって知りませんでした

アンアン、ノンノ、合わせてアンノン族と呼ばれていました。
飛騨高山、京都、萩、津和野なんかもよく特集されていました。
そんな遠くへ行くお金はありませんでしたが、
紙面のイラストマップを眺めるのは好きでしたね―。

> Drスランプに出てくるようなものありますね~
> スパーマリオのキノコみたいなのも(笑)

当時流行っていたもの、まるでタイムカプセルですよね。
メルヘン調とか、こどもっぽいキャラクターがやたらと使われていました。
今のゆるキャラみたいな、使命をもってるのじゃなく、おさなさの演出で。

> 一枚目の写真
> 奥に映るのは富士山かと思ってしまうけど
> ちょと 小さいような?
> どうなんだろ

おう!
ちょっとガスって不鮮明だけど、富士山ですよ。
今やってるNHKの朝ドラ「花子とアン」のオープニングの最後に出てくる富士山、ここから撮影したんじゃないかと思います。
清泉寮の前からの眺めです。

> 女性ふたり旅はいかがでしたか?
> まさか 走って行ったんじゃないですよね(笑)
> お母さんまで走れるか ですけどw

母も年の割には健脚で、山の中を歩くのが大好きです。
ろくに観光もせず、早朝から夕方まで歩き回っていました。
また、旅行の続きを書きますね。
ゴー子姉dot 2014.04.08 15:19 | 編集
清里には何回か行ってますが・・・。
なんだこの建物!
何をコンセプトにリゾート化したかったんですかね。

ヤマネーーーー!萌え~♪
モモンガとかこの手の動物可愛いです。
飼いたいけれど、飛ぶときにマーキングをするって聞いて諦めました・・・。
部屋中飛び散らかせてするんだろうな~。
ももくそdot 2014.04.10 22:03 | 編集
ももくそさまこんにちは。

> なんだこの建物!
> 何をコンセプトにリゾート化したかったんですかね。

バブル前夜の、カオスな時代でした。
ターゲットの購買層が大学生くらいだったので、
エサも仕掛けもこんなだったよ、という民俗資料のようです。

> ヤマネーーーー!萌え~♪
> モモンガとかこの手の動物可愛いです。

あの小ささ、モフさ、目の大きさ、
卑怯ですよねwww

> 飼いたいけれど、飛ぶときにマーキングをするって聞いて諦めました・・・。
> 部屋中飛び散らかせてするんだろうな~。

アケビなどの木の実を食べている写真はカワイイけど、
自分より大きなトンボやクモや蛾も捕まえてバリバリやっちゃう雑食性だそうです。
ウ◯コもびっくりするくらい大きいです。
天然記念物だから、勝手に飼育すると罰せられるのですが、
民家に住み着いちゃうこともあるそうです。
そうなったら住民は、知らぬ存ぜぬを通すしか無いよう。
ゴー子姉dot 2014.04.11 14:50 | 編集
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